2016年 01月 05日
長い間ありがとう |
すごくすごく久しぶりにこのblogを開いたら、
いろいろフォーマットが変わっていて戸惑っている。
どなたかご覧になってる方がいらっしゃるのかどうかはわからないけど、
自分のために最後の記録。
今日、ちまめが新しい国へ旅立った。
我が家に来て、そろそろ19年。
ついにさようならの時が来た。
歳をとって大分足腰は弱っていたが、12月の終わりまではいたって元気。
大きな声で、ごはんちょうだい!ごはん!ごはん!と良く声をあげ、沢山ごはんを食べた。
まだまだ、長生きしてくれそうだなって。思ってた。
ちまめが我が家に来たのは、1997年。
数か月前、知り合いの家の庭で
「野良猫が子供を産んだんだけど、貰ってくれない?」と連絡が来て
「白猫なら貰うわ。」と母が返事をしていたのだった。
私は友達とタイタニックを観に行く予定だったのだけど、その予定を午後に変更して
いそいそと母と車に乗って、猫をもらいに行った。
その家の人は革の手袋をして、「これじゃないと危なくて触れないよ!」といって
生まれて数か月は経っているはずなのに、
小さい小さい片手に乗るくらい小さい白い猫を差し出した。
とても元気そう。真っ白。オッケー。この子はうちの子。
そのまま私は映画を観に出かけ、母は一人猫を連れて帰った。
夜。家に戻った私は、家の中の惨劇を目にする。
玄関にあった大きな花瓶は粉々に割れ、障子はビリビリ。
先住猫は怒っている。
次の日の朝、テーブルの上にあったロールパンの袋はビリビリに破られ、
食い散らかしてある。
食卓の椅子には1つはうんち。1つはゲロ。
「返してこーーーーい!」私は言った。
あれから19年。
ちまめはとても賢くて、とてもとても良い子に育った。
ここ数日、突然上手に歩けなくなってしまったけれど
ちゃんとトイレまで歩いて行こうとしていたし、
おもらしだって最後に1回間に合わなかっただけ。
それは少し自分がしたことに驚いて、ガッカリしたようにみえた。
最後まですごくかわいい良い子だった。
エラが張っていて、あんまりかわいくないな。と思って
ゆきちゃんとか、ももちゃんとか名前を用意していたのにしっくり来なくて
1か月くらい「ねこ」って呼んでた。
弟が、小さい豆で「ちまめ」はどう?って名前を決めた。
ちまめちゃん。まめちゃん。ちーちゃん。いろいろ気分で呼んだけど、
かわいくていい名前だよね。
呼べば、必ず返事をしてくれるし
私が帰ってくれば、いつも玄関が見えるところまで出て来て、おかえり。と言ってくれた。
どこか病気になっての最期じゃなくて良かった。
静かに最後を迎えられて良かった。
今も呼べば返事をしてくれるんじゃないかな?と思うくらいかわいい顔で寝ている。
とにかくおしゃべりな子でうるさいくらいだった。
今日はとても静か。
これからはずっと静か。
いろいろフォーマットが変わっていて戸惑っている。
どなたかご覧になってる方がいらっしゃるのかどうかはわからないけど、
自分のために最後の記録。
今日、ちまめが新しい国へ旅立った。
我が家に来て、そろそろ19年。
ついにさようならの時が来た。
歳をとって大分足腰は弱っていたが、12月の終わりまではいたって元気。
大きな声で、ごはんちょうだい!ごはん!ごはん!と良く声をあげ、沢山ごはんを食べた。
まだまだ、長生きしてくれそうだなって。思ってた。
ちまめが我が家に来たのは、1997年。
数か月前、知り合いの家の庭で
「野良猫が子供を産んだんだけど、貰ってくれない?」と連絡が来て
「白猫なら貰うわ。」と母が返事をしていたのだった。
私は友達とタイタニックを観に行く予定だったのだけど、その予定を午後に変更して
いそいそと母と車に乗って、猫をもらいに行った。
その家の人は革の手袋をして、「これじゃないと危なくて触れないよ!」といって
生まれて数か月は経っているはずなのに、
小さい小さい片手に乗るくらい小さい白い猫を差し出した。
とても元気そう。真っ白。オッケー。この子はうちの子。
そのまま私は映画を観に出かけ、母は一人猫を連れて帰った。
夜。家に戻った私は、家の中の惨劇を目にする。
玄関にあった大きな花瓶は粉々に割れ、障子はビリビリ。
先住猫は怒っている。
次の日の朝、テーブルの上にあったロールパンの袋はビリビリに破られ、
食い散らかしてある。
食卓の椅子には1つはうんち。1つはゲロ。
「返してこーーーーい!」私は言った。
あれから19年。
ちまめはとても賢くて、とてもとても良い子に育った。
ここ数日、突然上手に歩けなくなってしまったけれど
ちゃんとトイレまで歩いて行こうとしていたし、
おもらしだって最後に1回間に合わなかっただけ。
それは少し自分がしたことに驚いて、ガッカリしたようにみえた。
最後まですごくかわいい良い子だった。
エラが張っていて、あんまりかわいくないな。と思って
ゆきちゃんとか、ももちゃんとか名前を用意していたのにしっくり来なくて
1か月くらい「ねこ」って呼んでた。
弟が、小さい豆で「ちまめ」はどう?って名前を決めた。
ちまめちゃん。まめちゃん。ちーちゃん。いろいろ気分で呼んだけど、
かわいくていい名前だよね。
呼べば、必ず返事をしてくれるし
私が帰ってくれば、いつも玄関が見えるところまで出て来て、おかえり。と言ってくれた。
どこか病気になっての最期じゃなくて良かった。
静かに最後を迎えられて良かった。
今も呼べば返事をしてくれるんじゃないかな?と思うくらいかわいい顔で寝ている。
とにかくおしゃべりな子でうるさいくらいだった。
今日はとても静か。
これからはずっと静か。
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by minoricompany
| 2016-01-05 01:02
| まめちゃん